株-daikonの株主優待・配当計画

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最後のJT優待到着! 〜JTの優待を振り返ります〜

最後のJT優待到着!

2022年2月に日本たばこ産業(JT)から株主優待制度廃止の案内がありました。高配当かつ株主優待も実施している企業として優待銘柄の中でもかなりの人気を誇っていたJTが優待廃止を案内したことで、当時は優待投資家の間に大きな衝撃が走りました。

後出し廃止する企業もある中で、JTの優待廃止は2022年12月の優待(2023年受け取り)を最後にということで、案内されたタイミングからあと2回(2021年と2022年12月権利確定分)受け取ることができ、少しホッとしたのを覚えています。

 

廃止の理由

優待廃止の理由は、株主への公平な利益還元のためとありました。グローバルに事業を展開している企業ですと、配当による還元が基本となる海外投資家に配慮する必要もあり、日本国内の株主対象となる株主優待は廃止を検討する対象となります。

直近数年の株主数の推移を見ると2017年と比較して2021年では約3.5倍に増加していました。これが全て個人株主というわけではないと思いますし、単元未満株も人気が出ていることから全員が優待の対象ではないと思います。ただ、ざっくりとした印象だけでも株主優待の商品にかかる費用や準備などにかかる費用などかなりの負担があったものでしょう。

株主優待好きとしては、人気になるのは株主優待を楽しむ同士が増えて嬉しい反面、負担増による廃止の危険性も増加してしまうジレンマがあります。

 

優待の振り返り

2018年

初めてJTの銘柄を取得したのが、2018年2月でした。当時の株価は3,400円代でしたが、そのあと急に下がったと思えばズルズルと・・・ 長期の漬物へと変貌を遂げました。

 

JT 株価 チャート

 

JTから初めていただいた優待は、2018年6月に権利確定したAコースのカップ麺・ご飯詰め合わせでした。ご飯のみが良かったのですが、おかゆが苦手でカップ麺のセットにしたのを覚えています。

 

2018年11月に優待内容の変更が案内され、これまでは年2回だった優待が年1回へ変更となりました。加えて、1年以上の継続保有の条件が付いてしまいましたが、優待内容としては額面がUPして優待利回りは拡充されました。

2017年に比べて株主数が倍になっているので、優待の負担軽減のため継続保有の条件がついたのではないかと振り返ってみると感じますね。

1年以上継続保有の条件も1年後の2019年12月権利分からだったので、まだ保有してから1年経っていなかった当時は「良かった! もらえる!!」とホッとしました。

2018年12月26日 株主優待制度変更
2019年

2018年12月に権利確定した優待は、年末に買い増しして200株以上となったことからBコースにランクアップしました。優待の内容はそれほど変わりませんが、もらえるご飯やカップラーメンの量が増えました。

この時選んだのはご飯詰め合わせでした。

 

2018年6月権利確定分も同じくご飯詰め合わせを選んでいます。この頃にもらった優待の写真が残っていないのが残念です。

 

2020年

2019年12月権利確定分の優待です。もちろん選んだのはご飯セットでした。この時はなんと28食も入っていたのですね。

この回の優待から1年以上の継続保有がないともらえなくなりました。また、希望者がもらえていたカレンダーがこの時の案内で廃止になることがわかりました。

この年は、4月中旬〜5月下旬に届く予定の優待が6月中旬になっても届かなかったのを覚えています。株主数の増加もあったかと思いますが、ちょうどコロナ禍が始まった年でしたので事務作業がやりにくかったことと、家に籠る需要が増えて保存食となるご飯やカップラーメンの供給が間に合わなかったのかなと考えています。

 

2021年

前年に優待が届くまで時間を要したことを考慮してか、お届け時期が4月中旬から6月下旬までと1ヶ月期間が延びていました。この年もご飯セットを選んでいます。


2022年

ついにBコースの選択肢がなくなりました。前年まではご飯セットかカップラーメンセットを選択できていましたが、ご飯とカップラーメンのセットの1択になってしまいました。1種類にすることで準備の手間を抑えたものと思われます。

更にこの年は申し込みしていない株主への優待品の配送を廃止しています。これまでは申し込みしていない株主には指定の優待を送付していた親切なJTでしたが、この年からは「申し込みしていない=いらないってことだから送らないね」という変更がありました。

入っている食数もちょっと減っています。少しずつ物価が上がった影響ですね。

 

 

 

2023年 最後の優待 (2022年12月権利確定)

そして最後の優待になります。最後の優待の案内は、取得したコースの内容のみ見れる案内となっていました。わたしはBコースなのでBコースの内容だけ書いてあります。

ご飯とカップ麺の1択のみで、食数も前年より4食分減っていて更に物価上昇の影響を感じます。

 

最後に・・・

優待を振り返るとその時の時勢まで感じることができました。保存のできるご飯とカップラーメンはわたしの食生活の礎となっています。(あまり健康的とは言えませんが・・・)

JTは優待廃止後も高配当銘柄ですので、わたしは現在も継続保有しています。これからは配当でお世話になろうかと思っていますので、引き続き応援していこうと思います。

 

*当ブログの記事は、投稿当時の情報をもとに個人の見解で記載しております。

株式の購入や投資の判断に関しては自己責任でお願いいたします。